PERFECTION PFT-T3000AF/PFT-T1000PF 試聴記
もうかれこれ1か月くらい前の話になりますが、完実電気㈱の吉田さんが「PERFECTION」というブランドの電源コンセントタップを持ってお越しになりました。
完実電気は1951年(昭和26年)創業という、長い歴史を持つオーディオ専門商社です。その中にはオーディオメーカーの商品を全国の販売店に卸販売をする「卸部門」と、自社で輸入販売をする「商社部門」があります。
その中にあって、1959年(昭和34年)にPerfectionブランドを立ち上げて、ドイツのテレフンケン社からスピーカーユニットを輸入して、スピーカーシステムを組み上げて、国内外に販売を開始しました。その後1965年(昭和40年)から本格的に輸入オーディオ製品の卸売業を開始して現在に至ります。
そんな中で来年創業75年を迎えるにあたって、いつしか途絶えてしまったPERFECTIONブランドを復活させようというプロジェクトが進行したのでありました。
完実電気は1951年(昭和26年)創業という、長い歴史を持つオーディオ専門商社です。その中にはオーディオメーカーの商品を全国の販売店に卸販売をする「卸部門」と、自社で輸入販売をする「商社部門」があります。
その中にあって、1959年(昭和34年)にPerfectionブランドを立ち上げて、ドイツのテレフンケン社からスピーカーユニットを輸入して、スピーカーシステムを組み上げて、国内外に販売を開始しました。その後1965年(昭和40年)から本格的に輸入オーディオ製品の卸売業を開始して現在に至ります。
そんな中で来年創業75年を迎えるにあたって、いつしか途絶えてしまったPERFECTIONブランドを復活させようというプロジェクトが進行したのでありました。
PFT-T3000AFは、ノイズエネルギーを電圧変換するアクティブノイズエリミネーター(ANE)を搭載した電源ボックスです。ACラインに重畳しているスイッチング電源などの高周波ノイズを選択的に抽出し、そのエネルギーを光のエネルギーに変換して電源ノイズを低減します。電圧変換したエネルギーでフロントパネルのLEDランプを点滅させることにより、点滅の頻度でノイズ量を可視化できます。通常のフィルター付きタップは壁コンセントからの電流に対して常に効果を発揮しますが、ANE回路は壁コンセントからのノイズは勿論、本機に接続している機器から発生するノイズに対しても効果を発揮します。このノイズエネルギーは電圧変換しているので、それを元にLEDを点滅させて、消しているノイズ量を可視化できるという画期的なディスプレイとなっています。
さらに高周波以外のノイズ対策としてX,Yコンデンサー(パッシブフィルター)を搭載し、非常に広い帯域のノイズをカバーする仕様となっております。更にサージとサーマルプロテクターを装備し、雷や過電流が流れた際に接続機器を保護する機能も備えています。
さらに高周波以外のノイズ対策としてX,Yコンデンサー(パッシブフィルター)を搭載し、非常に広い帯域のノイズをカバーする仕様となっております。更にサージとサーマルプロテクターを装備し、雷や過電流が流れた際に接続機器を保護する機能も備えています。
PFT-T1000PFは前段4コンセント(電源ケーブル用インレット側)がアナログ機器向け、後段4コンセントがデジタル機器向けに割り当てられています。アナログ機器用コンセントとデジタル機器用コンセントの間にパーフェクション・オリジナル・パッシブ・フィルター(POPF)回路を搭載して、デジタル機器から発生する独特な高周波ノイズを低減するだけでなく、アナログ機器への回り込み対策に大きな効果を発揮します。
また、アナログ機器用コンセントには、X,Y コンデンサーによるフィルターを搭載し、幅広い帯域のノイズ対策を実現しています。なお、こちらもサージとサーマルプロテクターを装備して、雷や過電流に対する対策も万全です。
また、アナログ機器用コンセントには、X,Y コンデンサーによるフィルターを搭載し、幅広い帯域のノイズ対策を実現しています。なお、こちらもサージとサーマルプロテクターを装備して、雷や過電流に対する対策も万全です。
さて、クオリティの違いはどうかと、実際に機器をつないで聴き比べてみましたが、やはり価格差に見合う分のクオリティ差は正直、歴然とありました。第一印象として、PFT-T3000AFのほうがノイズ感が少なくクリアな印象が強いですね。まあ価格が倍以上違いますので、ある程度は致し方ないところだとは思いますが、アクティブノイズエミリエーター(ANE)という回路の効果が非常に大きいというところなのだと思います。
しかしPFT-T1000PFの方も、一つのボックスの中にアナログ系電源とデジタル系電源の区分けをはっきりさせ、PODF回路というパッシブフィルターでアナログ機器へのデジタルノイズの流入を防ぐ工夫がされています。このデジアナ分離は昔から有効とされてきて、自宅でもデジタル系とアナログ系は別のコンセントボックスにしています。それが1台のボックスでできるというのは素晴らしいと思います。コスト的にもトータル8個のコンセントボックスで55,000円というのは非常にリーズナブルだと思います。また機材が増えてくると8個のコンセントでは足りなくなってきますが、その場合2台使いでもトータル16個で110,000円という価格もなかなかリーズナブルかと思います。それともう一つの特徴として、各コンセントは外側に向けて配置されており、左右の間隔も広くとられていますので、デジタル機器や小型のフォノイコライザーアンプなどでACアダプター電源の場合でもすんなり収まります。
なお、当店ではPFT-T3000AFの展示を開始いたしましたので、店頭でのご試聴やお近くの方でしたらご自宅でのご試聴も可能です。是非お気軽にお声かけ下さいませ。
しかしPFT-T1000PFの方も、一つのボックスの中にアナログ系電源とデジタル系電源の区分けをはっきりさせ、PODF回路というパッシブフィルターでアナログ機器へのデジタルノイズの流入を防ぐ工夫がされています。このデジアナ分離は昔から有効とされてきて、自宅でもデジタル系とアナログ系は別のコンセントボックスにしています。それが1台のボックスでできるというのは素晴らしいと思います。コスト的にもトータル8個のコンセントボックスで55,000円というのは非常にリーズナブルだと思います。また機材が増えてくると8個のコンセントでは足りなくなってきますが、その場合2台使いでもトータル16個で110,000円という価格もなかなかリーズナブルかと思います。それともう一つの特徴として、各コンセントは外側に向けて配置されており、左右の間隔も広くとられていますので、デジタル機器や小型のフォノイコライザーアンプなどでACアダプター電源の場合でもすんなり収まります。
なお、当店ではPFT-T3000AFの展示を開始いたしましたので、店頭でのご試聴やお近くの方でしたらご自宅でのご試聴も可能です。是非お気軽にお声かけ下さいませ。